HKT48の初公演でセンターに抜擢され、AKB48総選挙で最高9位に輝いた兒玉遥(30)。指原莉乃や宮脇咲良らと最前線を走り続けた彼女だったが、心の内は常に劣等感に支配されていた。「不人気センター」と呼ばれ実力不足に苦しんだ初期の記憶や、17歳の「反省ノート」に綴られた壮絶な苦悩を語った。
「Re:MAKE ~拝啓、あの頃の君へ~」
■初公演でセンター抜擢も「不人気センター」と言われ…周囲との実力差に葛藤
幼い頃から芸能界に憧れ、中学3年生の時に父親の勧めでHKT48の1期生オーディションに挑戦した兒玉。合格後、グループの初公演でセンターに抜擢されたものの、湧き上がったのは喜びではなく罪悪感だったという。「嬉しいよりも、当時レッスンしていたメンバーの中で誰よりもできていなかったので、ごめんなさいって気持ちが勝っていた。当時2ちゃんねるが活発に動いていて『不人気センター』と言われたり」。
周囲との圧倒的なスキルの差が、容赦なく彼女を追い詰めた。「ダンスの実力が劣っていて毎回“居残りチーム”になっていた。鏡一面でメンバーと比べて自分を見てみると、何も勝てないじゃんと思った…ずっと劣等感と向き合いながら、歌もできないダンスもできない、それで自分のルックスにも自信がなくなってしまって」。
■握手会での人気格差…17歳の反省ノートに「明日からカロリー500以内」
さらに、人気格差が数字としてはっきりと表れる「握手会」が、兒玉の劣等感に拍車をかけた。「さっしーや宮脇咲良ちゃんはすごく長蛇の列。それよりも自分が少なかったりすると『うわー』って落ち込んだり。毎週やっているのできょうよりあした…あしたより1カ月後2カ月後、ちょっとでも人気にならなきゃとか自分で自分を苦しめていた」。
兒玉がデビュー当時から書き続けていた「反省ノート」には、17歳当時の切迫した心境が生々しく記されていた。
《握手は最後まで頑張れたと言っても人が少ないからな》
《公演で頑張れない人が違う所で頑張れるわけない》
《ツイートに沢山『はるっぴ太った?』ってあった。はぁ、ショック…明日からカロリー500以内で抑える》
「自分で自分を認めることがずっとできなくて、自分を愛せないままずっと活動をしていたから、劣等感が埋まることはなかった。メンバーと並んだ時に自分がすごく劣っているよう見えたから美容整形を始めた」
どれだけ努力しても埋まらない自己否定と、人気への焦り。膨れ上がったコンプレックスは、18歳を迎えた少女をさらなる美容整形と過酷な試練へと駆り立てていくことになった。
(『ABEMA NEWS』より)