尾崎世界観、2度目の「芥川賞」候補作入り![2024/06/13 11:43]

 4人組バンド「クリープハイプ」の尾崎世界観の小説「転(てん)の声」が13日、芥川賞の候補作に選出された。
この日、日本文学振興会が「第171回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の候補10作を発表。尾崎にとって、芥川賞候補作に選ばれるのは2度目となる。
芥川賞候補作は、尾崎のほか、朝比奈秋氏の「サンショウウオの四十九日」、坂崎かおる氏の「海岸通り」、向坂くじら氏の「いなくなくならなくならないで」、松永K三蔵氏の「バリ山行(さんこう)」の5作。「転(てん)の声」は、「文學界」6月号に掲載された。
受賞作は、7月17日に都内で行われる選考委員会を経て発表される。
バンドは2012年にメジャーデビュー。尾崎は2016年に初小説「祐介」(文藝春秋刊)で小説家デビューし、20年には「母影(おもかげ)」が芥川賞の候補作に選出されていた。
※写真は資料

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