桂文枝、西川きよしら悲しみ吐露「まさに青天の霹靂」《追悼 桂ざこばさん》[2024/06/13 12:20]

 落語家の桂ざこばさんの訃報を受け、親交のあった落語家の桂文枝(80)、お笑いタレントの西川きよし(77)らが13日までに、所属事務所を通じて追悼コメントを寄せた。
文枝は都内で行われていた「落語協会百年興行」の、「まさに今から出番」という時に訃報を知ったという。「あまりにも突然でした。突然すぎました。言葉を失いました」とし、突然の悲報が信じられず、あちらこちらに電話で確認したという。「まさに青天の霹靂(へきれき)。いまは、まだ、実感が湧きません。ざこば師匠の大好きな米朝師匠、枝雀師匠の元に行かれるんですね。いろいろとありがとうございました。そんな言葉しか、思い浮かびません。合掌」と追悼した。
ざこばさんが「桂朝丸」だった時代から親交があったという西川は、「突然の訃報、誠に残念でなりません」と悲しみを吐露。「泣き虫で頑張り屋さんで桂米朝師匠の弟子で本当に良かったとよくお話しされておりました」と回顧。「背中にデキモノができたとき、師匠が自ら膏薬を塗ってくださったと、涙を流しながら話してくださり、私ももらい泣きをし、お互いにこれからも頑張ろうな、と約束をしたことを昨日の事のように思い出します」と思い出を明かし、「私にとってまさに『元気の象徴』というべき存在でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と故人を悼んだ。
上方落語協会で会長を務める落語家の笑福亭仁智(71)は「突然のことでびっくりしています。協会の相談役として何かと気にかけていただきました。脳梗塞(こうそく)から徐々に復活されつつあり、3人のお弟子さんの襲名披露を控えておられるこの時期での訃報は残念でなりません。上方落語の大功労者として顕彰するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と哀悼の意を伝えた。

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