氏神一番「このメンバーでは今日が最後になるかも」カブキロックス結成35周年公演で[2024/06/14 18:25]

 ロックバンド「カブキロックス」が14日、東京・渋谷のライブハウスで、「カブキロックス35周年記念ライブ 傾き物語〜歴代演者揃(ぞろ)い踏み〜」の開演前に取材に応じた。
結成35周年を記念して、バンドのオリジナルメンバー5人が出演。オリジナルメンバーがワンマンライブを行うのは、約4年ぶりとなる。公演では、現メンバーも途中参加し、約2時間で計17曲を披露する。
リーダーでボーカルの氏神一番は、「我々は温故知新の精神で、『カブキロックス』という“のれん”を大切に、一つのせんべいを売っていく感じ。おいしいせんべいを売り続けたい」と語ると、青木秀麻呂も「35周年で自慢出来ることはあまりないんですけど、(メンバーが)誰一人逮捕されて無いということが我々の唯一の名誉。これからもコンプライアンスを守って、カブいていきたい」と冗談めかして笑いを誘った。
35周年の中で一番印象に残ってるエピソードについてもトーク。坂川美女丸は「氷の舞台の上で、吹雪の中、生放送で生演奏をやりました。(放送)10秒前まで、両手にカイロを握って、ギターには毛布をかけていたが、イントロで指の感覚がなくなりました」と振り返った。氏神は「タモリさんがやっていた番組に呼んでいただいたこと。グラムロックの特番で、他のグラムロックのバンドに恨まれましたけど、タモリさんが選んでくれたということで、本当にうれしい限りです。タモリさん、ありがとうございます」と改めて感謝していた。
氏神は今後の目標について問われると、「もう何回(ライブが)出来るか分からないので、40周年、50周年になっても、やれる時にやりたい。この(オリジナル)メンバーでは、今日が最後のライブになるかもしれません。だから、“のれん”というものを大事にしたいので、(和菓子屋)『とらや』のようかんのように頑張っていきたい」と語った。

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