小西遼生、人気小説のミュージカル化に「お坊さんが舞台上でひしめき合っている」[2024/06/14 18:33]

 俳優の小西遼生(42)、北村諒(33)、小説家の京極夏彦氏らが14日、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで、ミュージカル「鉄鼠の檻」の初日公演を前に取材会を行った。
京極氏の「百鬼夜行」シリーズ第4弾として刊行された同名長編推理小説を舞台化。主人公・憑(つ)き物落としの古本屋「京極堂」こと中禅寺秋彦(小西)が訪れていた箱根で、僧侶が次々と殺される箱根山連続僧侶殺害事件に巻き込まれていく。
2021年に、シリーズのなかでも傑作とされている「魍魎の匣」をミュージカル化しており、小西と北村は前作から続投。京極氏からは「自信を持って気楽にやっていただければ」とエールを送られた。
今作では“禅”や“悟り”がテーマで、小西は「言葉が通じないという禅を舞台化するのは、本当に覚悟がいる。(ミュージカルなので)出ればしゃべるし、歌う。お客さんにどう楽しんでもらおうかと試行錯誤して作ってきた」と苦労を吐露。
それでも「難しいものも面白くなるような工夫をしていますので、そのまま体で、感覚で受け止めてほしいと思います」と自信をのぞかせ、「個人的には、お坊さんがいっぱい並んで、舞台上でひしめき合っているミュージカルは初だと思います。ツルツルしています」と同作ならではの見どころをPRした。
同所で24日まで。

こちらも読まれています