TARAKOさんお別れ会に関係者800人参列 キートン山田「まる子へ、順番が違うだろ」[2024/06/15 14:59]

 人気アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を務め、今年3月4日に死去した声優・TARAKOさんのお別れの会「TARAちゃんありがとうの会〜たいせつなきみへ〜」が15日、都内で開かれた。
祭壇はちびまる子ちゃんの美術監督を務める野村可南子さんがデザインを考案し、花畑の中でギターを奏でるTARAKOさんとキャラクターたちが音楽を楽しんでいる世界を表現。オレンジ色をテーマに、バラ、ダリア、トルコキキョウ、カーネーションなど約5000本の花で彩った。中央に置かれた遺影は、2021年8月に撮影したという笑顔の写真が使用された。
関係者向けの第一部には約800人が参列。同アニメで長年ナレーションを担当した声優・キートン山田は、昨年12月のメールのやりとりを回想し、「何十年もメールを返してきたのに、一番文章が短くて、いつも絵文字いっぱいなのに一つもなくて、異変を感じていました。でも、何かあったの?と聞く勇気なかったよ」と悔やみながら、「まる子へ、順番が違うだろ。友蔵が先である。後半へ続く。じゃあね」と語りかけた。
式の最後には発起人を代表して故人の姉・大山早百合さんが挨拶し、「妹に代わって、お礼を言わせてください。みんな、突然いなくなってごめんなさい。今日は私に会いに来てくれてありがとです。大好きだよ。またね」と感謝。「声優・TARAKO、舞台人のTARAKOがどうか皆様の心の中でいつまでも笑っていますように」と願った。

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