高橋洋子、イベント出演を辞退「アーティストとして向き合うことができない」[2024/06/20 11:35]

 池袋アニメーションフィルハーモニー実行委員会は19日、X(旧ツイッター)を更新。歌手の高橋洋子が7月10日開催の演奏会に出演しないことを発表した。
同実行員会は、第一回演奏会チラシ、HPに使用している画像について、「この画像は生成AIではないか、アニメ専門オーケストラなのに生成AI画像を使うのは良くないのではないか」との指摘があったことを報告。「今回の事態を受け、ゲスト参加する予定だった歌手・高橋洋子さんより、アニメ音楽に関わる立場として、こうした状況での出演は好ましくないというご意見を預かりました。また、そのようなクリエーティブに対する姿勢の相違が判明した以上、本催事への出演は難しいという結論に達し、私たちの第1回演奏会に出演されないご判断を賜りました」と説明した。
「アニメを愛する楽団を名乗っているのにもかかわらず、昨今の生成AIを取り巻く問題について自覚が足りなかったことを恥じております。また、作品に対する配慮、アニメやそれに関わるクリエーティブを愛する皆様の気持ちをくみ取れなかったことに気付き、実行委員一同深く反省しております。こちらの不手際により多くの皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことを、心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
チラシ、HPには別の画像を使用することを伝えた。チケットの返金にも対応するとしている。
高橋は自身のXで、「『池袋アニメーションフィルハーモニー』第一回演奏会に関し、運営の姿勢につきまして、高橋洋子の想(おも)いと異なり、アーティストとして向き合うことができない出来事がございました」とし、「大変悩みましたが、熟考の上、この度、出演を辞退させていただくことと致しました」と報告。「楽しみにしていただいた皆様には大変申し訳ございません。高橋洋子の気持ちとしては、アニメを深く愛する皆様の気持ちを最も大事にしたいと思っております」とつづっている。
高橋は人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」などのヒット曲で知られる。

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