“北の攻撃”に集団的自衛権発動も NATO事務総長[2013/04/15 20:58]

 日本を訪問しているNATO=北大西洋条約機構のラスムセン事務総長は、北朝鮮がアメリカ軍基地などを攻撃した場合は、集団的自衛権を発動する可能性を示唆しました。

 NATO・ラスムセン事務総長:「NATO加盟国が攻撃を受ければ、それは加盟国同士の議題となり、適切な決断が下されるだろう」
 ラスムセン事務総長は、2001年にアメリカで起きた同時多発テロを例に挙げ、NATO加盟国が北朝鮮からの攻撃を受けた場合には、集団的自衛権を発動する可能性を示唆しました。また、北朝鮮の最近の挑発的言動やミサイル発射と核実験を巡る動きに強い懸念を示し、「NATOとして強く非難する」と述べました。「北朝鮮の情勢は予測不可能で、国際社会のなかで大きなリスクだ」とも語り、対話こそが現状を打開するための解決策だと強調しました。

こちらも読まれています