飯島氏が北朝鮮のナンバー2・金永南委員長と会談[2013/05/17 00:02]

　訪朝している飯島内閣参与が、北朝鮮の序列ナンバー2・金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長と会談しました。

　朝鮮中央テレビ：「金永南同志は16日、万寿台（マンスデ）議事堂で、日本の安倍内閣の危機管理担当特別参与・飯島勲一行と会談しました」
　国営の朝鮮中央テレビが、16日夜の定時ニュースで伝えました。同席した関係者の名前や会談の内容は明らかにされていません。金永南委員長は金正恩第1書記の側近といわれ、代理として諸外国を訪問するなど対外的に国家元首の役割も果たしています。
　一方、韓国・中国を訪問し、16日に日本を訪れたアメリカのデービース北朝鮮問題特別代表は、外務省の杉山アジア大洋州局長と北朝鮮情勢などについて約2時間、会談しました。
　米国・デービース北朝鮮問題特別代表：「我々は拉致問題をとても重く受け止めていて、決して忘れることはない」
　ただ、飯島参与の訪朝については直接的なコメントは避け、「明日、関係者にさらに詳しく話を聞きたい」と述べました。
　一方、中国外務省の報道官は会見で、「こうした接触が朝鮮半島の緊張を緩和し、地域の平和と安定につながることを望む」と述べ、肯定的な見方を示しました。