元CIA職員エクアドルへの亡命 数カ月かかる可能性[2013/06/27 05:53]

 元CIA=米中央情報局の職員のエドワード・スノーデン容疑者が亡命を申請しているエクアドルの外相が、受け入れには数カ月かかる可能性を示しました。

 ロシアのメディアは、モスクワの空港に滞在しているスノーデン容疑者がアメリカ政府からパスポートを失効させられ、身分証明書も持っていないために航空券を購入できず、ロシアにも入国できないと伝えています。そのため、空港の乗り継ぎエリアにとどまっているということです。こうしたなか、エクアドルのパティニョ外相は、「アサンジ氏の亡命受け入れ決定までには2カ月かかった。今回もすぐに決定が出るとは思わないでほしい」として、スノーデン容疑者の亡命受け入れには数カ月かかるという見通しを示しました。その後、パティニョ外相は「発言が誤解された。1日かもしれないし、アサンジ氏の場合は2カ月だった」とツイッター上で発言内容を修正しましたが、数カ月かかる可能性は否定しませんでした。ベネズエラのマドゥロ大統領も、スノーデン容疑者から亡命の申請があれば、受け入れを検討する考えを明らかにしました。マドゥロ大統領は、「誰かがこの若者を支持し、保護しなければならない。彼の勇敢な暴露は世界を変えることに役立つ」と話しています。

The Guardian,Glenn Greenwald and Laura Poitras

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