亡命申請あれば受け入れを検討へ ベネズエラ大統領[2013/06/27 10:55]

 元CIA=米中央情報局の職員のエドワード・スノーデン容疑者が亡命を申請した南米エクアドルの大統領が、投稿サイト「ツイッター」でアメリカへの批判を展開しました。

 エクアドルのコレア大統領は、「エクアドルに二面性があるなどという報道がある。けしからん」として、アメリカのワシントン・ポストなどのコレア大統領への批判に反論しました。また、コレア大統領は「スノーデン氏に注意を引きつけ、悪事がはびこるのを放置している」「彼はアメリカ国民と世界の人々へのひどい行いを暴いた男だ」と投稿し、スノーデン容疑者を擁護しました。スノーデン容疑者を支持しているコレア大統領ですが、先日、報道機関への監視を強める法律を成立させていて、その強権的な手法には国内から批判が上がっています。
 市民:「政府は矛盾している。国内の報道機関に圧力を加える一方で、情報を流出させ、国を裏切った男を守っている」
 一方、南米ベネズエラのマドゥロ大統領は、スノーデン容疑者から亡命の申請があれば受け入れを検討する考えを示しました。マドゥロ大統領は、現時点で亡命申請はないとしたうえで、「誰かがこの若者を支持し、保護しなければならない。彼の勇敢な暴露は世界を変えることに役立つ」と述べました。

The Guardian,Glenn Greenwald and Laura Poitras

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