鶏肉関税紛争で中国が敗訴 米側は「重要な勝利」[2013/08/03 11:53]

 WTO=世界貿易機関は、中国が輸入鶏肉に不当な関税をかけているというアメリカの申し立てを認める判断を下しました。アメリカ側は、3人の関係閣僚が緊急会見して勝訴を歓迎しました。

 米通商代表部・フロマン代表:「WTOの委員会は、中国がルールを破っていると判断した。アメリカの鶏肉製造業者にとって重要な勝利だ。これを評価したい。ほかにも中国の関税による市場の歪みがあるからだ」
 フロマン通商代表は、商務長官、農務長官とともに緊急会見しました。ビルサック農務長官は「中国の不当な関税によって、アメリカの中国への鶏肉の輸出が80%近く減ってしまった」と指摘しました。そのうえで、今回、WTOが中国の関税が不当だと認めたことで中国が対応し、アメリカからの鶏肉の輸出が今後、増加することに期待感を示しました。

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