中国鳥インフルでヒトからヒト感染の可能性を指摘[2013/08/08 00:13]

 今年、中国で発生した鳥インフルエンザで、中国の研究者らがヒトからヒトに感染した可能性が高いという研究結果を発表しました。

 研究結果を発表したのは中国江蘇省の研究者らで、6日にイギリスの医学雑誌に掲載されました。ヒトからヒトへ感染した可能性が高いとされたのは今年3月にH7N9型の鳥インフルエンザを発症し、その後、死亡した60歳の父親と32歳の娘です。娘は父親の発症後、病院で父親を看病しましたが、家禽(かきん)と接触する機会はありませんでした。2人の感染したウイルスは遺伝的にもほぼ同一で、父から娘へと直接感染したことを示唆しているとしています。一方、伝染性は限られていて、非持続的なものだったともしています。

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