プレゼンの出来栄えは? 東京招致へ最後の訴え[2013/09/08 00:15]

 アルゼンチンのブエノスアイレスでは、IOC=国際オリンピック委員会の総会が開かれています。2020年の開催都市を決める投票を目前に控え、各都市が最後のプレゼンテーションを行っています。

 (中丸徹記者報告)
 日本時間の7日午後9時からイスタンブール、そして東京の順番でプレゼンテーションが行われ、現在はマドリードがプレゼンテーションを行っています。東京は、まず高円宮妃久子さまが東日本大震災の世界からの支援に感謝を述べられ、東京のプレゼンテーションを聞いてほしいと訴えました。安倍総理大臣は心配された福島原発の汚染水問題について、長くは触れず、安全だと断言するのにとどめました。
 安倍総理大臣:「フクシマの事態は収拾に向かっていることを保証します。これまでも、これからも、東京への被害はありません」
 東京のプレゼンテーションの間、委員からは笑いが起きるなど良い雰囲気でしたが、やはり質疑応答では汚染水問題について「説明が足りない」「技術的な答えを」と質問が出ました。安倍総理は汚染水は0.3平方キロ以内で確実にブロックできていると答え、会場の外では「不安は払拭できた」と自信を見せましたが、果たしてこの説明はIOCの委員たちの心にどう響いたのでしょうか。

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