東京“やきもき” スペインの最終プレゼンは?[2013/09/08 00:36]

 2020年のオリンピック開催都市を決めるIOC=国際オリンピック委員会の総会が開かれているブエノスアイレスから中丸徹記者による最新情報です。

 (中丸徹記者報告)
 先ほど日本のプレゼンテーションが終了しました。心配された福島の汚染水問題について安倍総理大臣はスピーチのなかではあまり触れなかったのですが、やはり質疑応答のなかで「もうちょっと詳しく技術的な説明がほしい」という質問が出まして、改めて、そこで詳しいデータを説明しました。
 安倍総理大臣:「(福島第一原発の汚染水への不安は)私は払拭できたと思います。(東京は)2020年、完全に安全だな、世界で最も安全な都市だと、ご理解を頂けたのではないかと思います」
 現在、マドリードのプレゼンテーションが行われています。マドリードは、今回の招致レースのなかでもフェリペ皇太子のロビー活動が非常に効力を発揮していましたが、そのフェリペ皇太子などが、スペイン・マドリードの魅力について述べています。現在、東京とマドリードは1票を争う、先の分からない戦いを繰り広げているだけに、それぞれのプレゼンテーションが最後の勝敗の鍵を握るのではないかとみられています。そして、スペインの報道のなかでは、あの有名なポルトガルのサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド選手がマドリードのサプライズゲストとして応援VTRに登場するのではないかという噂も流れていて、東京はやきもきしています。オリンピック開催都市に3回連続で立候補しているマドリードの今回に賭ける執念を感じさせました。

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