東京五輪実施競技 残り1つはレスリングに決定[2013/09/09 01:56]
IOC=国際オリンピック委員会は、2020年東京オリンピックの実施競技の残り1枠にレスリングを選びました。
(平石直之アナウンサー報告)
注目の投票結果は、野球・ソフトボールが24票、スカッシュが22票に対して、レスリングは49票と1回目の投票で圧勝しました。
IOC・ロゲ会長:「49票でレスリングが選ばれました」
最後にプレゼンテーションに臨んだレスリングは、3000年の歴史の重みだけでなく、ルールの改正や女性理事の登用など改革を重ねてきたことを訴えました。相次いだ質問に対して、IOC委員一人ひとりの名前を呼びかけながら答え、レスリングが変わったということを謙虚な姿勢でアピールし、最後の一枠を獲得しました。
日本レスリング協会・福田富昭会長:「感激でいっぱいです」
女子レスリング・小原日登美選手:「金メダルとった時のように、ほんとうれしかったですし、皆の気持ちが一つになって、またオリンピックにつながったと思う」
会場でその瞬間を見ていて、レスリング関係者の喜び爆発とは対照的に、野球・ソフトボール、そしてスカッシュは言葉も出ずに身動きできないほどの落胆ぶりで、明暗くっきりという結果になりました。