“予想外の結果”落選のライバル都市メディアは…[2013/09/09 05:51]

 2020年のオリンピック開催地決定を受け、落選したライバル都市のメディアは、「予想外の結果」などと悔しさとショックの大きさを伝えています。

 スペインのエルムンド紙は、「このような苦い敗北は初めてだ。誰も予想しないことだった。パリが立候補するといわれる2024年に向けた4回目の挑戦は難しいだろう」としました。また、エルパイス紙は、「1回目の投票で落選という驚きの結果だった。開催地決定の仕組みは見えない部分が多く、敗因の分析は難しい」などと報じました。また、スポーツ紙のASは「マドリードにはセンスがあったが、IOCにはなかった」という見出しを掲げました。そのうえで、「IOCはフェアプレーではなかった。スポーツ以外の興味があるのでは」という若手スポーツ選手の言葉を紹介し、決定に疑問を示しました。トルコのメディアは、エルドアン首相の「決戦まで残ったのは進歩だ。次の機会を狙いたい」というコメントを伝え、イスタンブールの健闘をたたえています。しかし、5回目の挑戦でも開催を逃した悔しさは大きく、「反政府デモが失敗の原因」とデモ参加者を揶揄(やゆ)した記事もありました。

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