福島の汚染水問題を巡り、IAEA=国際原子力機関で演説する山本一太科学技術政策担当大臣が、アメリカと個別で会談し、日本の政策に理解を求めました。
会談で山本大臣は、汚染水問題に対して政府の責任で取り組む姿勢を強調したうえで、汚染水の影響が港の狭い範囲にとどまるなどと具体的な状況を説明したということです。日本の関係者によりますと、アメリカ側からは情報の透明性確保を要望されたほかは、特に大きな懸念を表明されることもなく、今後も廃炉処理などで支援を継続していく方針が日本側に伝えられたということです。山本大臣は16日、IAEA総会で各国の代表を前に演説し、汚染水問題で深まる不信感払拭を目指します。
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