柳条湖事件82年 中国各地で式典開くも反日デモなく[2013/09/18 17:49]

 満州事変の発端となった柳条湖事件から82年目の18日、中国では各地で式典などが開かれました。反日感情の高まりも懸念されましたが、大規模なデモなどは確認されていません。

 北京の日本大使館周辺では、20台近くの警察車両のほか私服警官も多く出動し、撮影しようとした記者らを制止するなど、厳戒態勢が取られています。9月18日は中国では「国恥の日」とされ、各地で愛国主義のイベントなどが行われています。反日感情の高まりによる去年のようなデモの再発も懸念されていましたが、日本大使館によりますと、これまで北京や上海など中国大陸の都市で大きな混乱は起きていないということです。
 一方、香港では去年、尖閣諸島に上陸した活動家らを含む十数人がデモを行い、「日本は、侵略戦争の責任を忘れず、謝罪と弁償をしろ」などと訴えました。このうち、「保釣行動委員会」のメンバーは去年8月、尖閣諸島に上陸し、今年も再上陸を計画しています。この団体の代表は、ANNの取材に対して「抗議船の修理は10日後に完了し、香港政府の安全検査に合格したら、2週間以内に尖閣諸島への出航を計画する」と話しています。

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