「自由の女神」目前で“がっかり”…米政府機関閉鎖[2013/10/02 11:47]

 アメリカ議会は予算を成立させられず、1日から政府機関の一部が閉鎖されました。ホワイトハウスの職員も一部が自宅待機になっているほか、自由の女神やリンカーン記念堂などの人気の観光スポットも閉鎖されるなど、18年ぶりの異例の事態になっています。

 大勢の観光客を乗せたフェリー。本来は自由の女神があるリバティー島に着くはずですが、1日は上陸できません。ゆっくりと目の前を運航していきます。
 新婚旅行中の日本人:「きょうチケット売り場に来て、初めて(自由の女神に)行けないと知ったので、非常に残念ですね」「ハネムーン旅行の目玉だったんですけど…」
 いつもは24時間開いているリンカーン記念堂ですが、今は柵が置かれていて、立ち入ることができません。
 訪れた人:「ここだけは見せたいと思って来たのに、政治の関係で見られなくて残念です」「長時間運転して来たのに入れないなんて。決められない政治で国民を苦しめるべきではないと思います」
 議会で予算が成立するめどは立っておらず、オバマ大統領は、閉鎖が長引けば経済に影響すると野党・共和党を批判しました。
 米・オバマ大統領:「“共和党による政府閉鎖”が及ぼす影響の全体像はまだ分からないが、どれくらい長く続くかによるだろう。この閉鎖が長引けば、経済への影響はさらにひどくなる」
 オバマ大統領は、今週末から東南アジアを歴訪し、APEC=アジア太平洋経済協力会議に出席する予定ですが、閉鎖が続けば影響が出る可能性もあります。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2013

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