イラン 核施設への抜き打ち検査を受け入れる意向[2013/10/17 05:50]

 核開発問題を巡り、イランはイギリスやアメリカなど6カ国との協議で、核施設への抜き打ち検査を受け入れる意向を明らかにしました。

 AFP通信によりますと、初日にイラン側が6カ国側に提案した内容にIAEA=国際原子力機関による核施設への抜き打ち検査が含まれることをイランのアラグチ外務次官が明らかにしました。2日目の協議ではさらに、核兵器への転用の可能性がある高濃縮ウランの製造停止など、イラン側が提案したとみられる内容についても議論が継続されました。イラン側はこうした柔軟な姿勢を示す一方、その条件として、平和的なウラン濃縮活動の継続や原油の輸出解禁など、経済制裁の緩和などを求めたとみられます。イランのザリフ外相は来月7日から2日間、ジュネーブで再び協議を行うとしています。

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