「一人っ子政策」大幅緩和へ 中国政府が発表[2013/11/16 00:00]

 中国政府は、人口の増加を抑えるために30年以上続けている「一人っ子政策」を大幅に緩和すると発表しました。

 1970年代から始まった一人っ子政策は段階的に緩和されていますが、現在でも、夫婦ともに一人っ子でなければ、原則として子どもを1人しか産むことができません。しかし、今回の緩和で、夫婦のどちらかが一人っ子であれば、2人まで子どもを産むことができるようになります。一人っ子政策で4億人の人口が抑制された一方で、高齢化や労働人口の減少は深刻さを増していて、中国政府は緩和によって「長期的な人口の均衡を目指す」としています。また、中国政府は、反体制的な人物などを司法手続きを経ずに拘束し、強制労働を科す「労働矯正制度」も廃止するとしています。

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