「歴史的過ち」イラン核協議合意でイスラエル猛反発

　イランが核開発を縮小する見返りに制裁の一部を緩和する合意について、イランと激しく対立するイスラエルが反発を強めています。

　イスラエル・ネタニヤフ首相：「この合意で、世界はより危険に陥ってしまった。国際社会が正式にイランがウラン濃縮を続けることを認めたことになり、これは明らかに国連安保理決議違反である」
　イスラエルのネタニヤフ首相は、合意を「歴史的過ち」と強く非難しました。さらに、イスラエルはこの合意に縛られることはないとし、イランに対する単独攻撃も辞さない姿勢を強調しました。一方、ペレス大統領は、合意が「何らかの変化をもたらす可能性がある」と楽観的な見方を示しましたが、「合意の成功、失敗は、文言ではなく結果で判断される」と釘も刺しました。