英首相が習主席と会談 経済協力の強化で一致[2013/12/03 08:02]

 イギリスのキャメロン首相が北京で習近平国家主席らと会談しました。イギリスは企業トップなど100人規模の代表団を派遣し、中国との経済関係の強化を重視する姿勢を見せています。

 会談で習主席が「イギリスとは経済の補完性が強く、大きな協力の空間がある」などと述べたのに対し、キャメロン首相は「中国の内需拡大は、イギリスにとって巨大なビジネスチャンスだ」と応じたということです。また、李克強首相は「原子力発電所や高速鉄道などの分野で協力を進めたい」と述べたということです。両国関係が冷え込むきっかけとなったチベット問題について、中国国営テレビは、「キャメロン首相が『独立を支持しない』と今回の訪問で発言した」と伝えています。イギリスは中国との政治的な対立を避け、経済関係の強化を重視する姿勢を鮮明にしています。

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