NSAの通話記録収集は“憲法違反の疑い” 米裁判所[2013/12/17 13:59]

 アメリカのNSA=国家安全保障局が、テロ対策として行っている市民の通話記録の収集について、連邦地方裁判所が、憲法に違反する可能性があるとする判断を下しました。

 首都ワシントンの連邦地裁は、「憲法を書いたマディソンは、政府がこのような方法で自由を侵害していると知ったら驚くだろう」として、政府の情報収集が憲法に違反する疑いがあると指摘しました。そのうえで、政府に対して、原告2人の電話のデータ収集をやめ、記録を破棄するよう命じました。オバマ政権側は控訴するとみられています。NSAを巡る一連の問題で、初めて裁判所の判断が下ったことになります。

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