南極海で氷に阻まれた調査船 9日ぶりに乗客救助[2014/01/03 07:30]

 南極海で厚い氷に阻まれて立ち往生しているロシアの調査船から、9日ぶりに乗客が救助されました。

 この調査船は去年11月、約100年前の南極探検を再現するためニュージーランドを出航しましたが、厚い氷に阻まれて航行できなくなり、救助を要請していました。しかし、悪天候のため砕氷船が近づけず、救助が難航していました。天候が安定した2日、近くで待機していた中国の砕氷船のヘリコプターにより、乗客52人全員が救助されました。船には食糧も十分にあり、沈没の恐れもないことから、22人の乗組員は船に残って氷が薄くなるのを待つということです。

「Intrepid Science via Chris Turney」

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