伊藤博文暗殺した安重根記念館 ハルビン駅に開館[2014/01/20 13:59]

 初代韓国統監だった伊藤博文を暗殺した独立運動家の安重根(アン・ジュングン)の記念館が、事件が起きた中国のハルビン駅に開館しました。

 韓国外務省によりますと、記念館はハルビン駅の貴賓室内につくられ、事件現場のホームが直接見えるように設計されています。館内には安重根の像や暗殺に関する資料などが展示され、無料で見学できるということです。この記念館は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が去年6月に訪中した際、記念の石碑を設置するよう要請し、中国側が石碑よりも大規模な記念館の設立で応えたものです。歴史問題などで対立する日本に対し、韓国と足並みをそろえて圧力をかける狙いがあるとみられます。安重根は、伊藤博文暗殺の翌年に死刑となり、韓国では「抗日運動の義士」として英雄視されています。

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