米大統領がダライ・ラマ14世と会談 中国は猛反発[2014/02/22 13:55]

 アメリカのオバマ大統領はチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と会談し、チベットは中国の一部で、独立は支持しないと改めて伝えました。

 オバマ大統領がダライ・ラマ14世と会談したのは3回目です。ホワイトハウスは、あくまでも宗教と文化の指導者ということで会談したと強調しています。会談は非公開で行われ、会見なども一切ありませんでした。来月に予想される米中首脳会談への影響を配慮したものとみられます。オバマ大統領は改めて、チベットの独立は支持しないとしたうえで、ダライ・ラマ14世が主張する独立や中国への同化でもない「中道路線」は支持すると伝えました。これに対し、中国外務省は張業遂次官がアメリカ大使館の幹部を呼びつけ、「会談は重大な内政干渉だ」として厳重に抗議しました。

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