混乱のウクライナから報告 ロシア軍が2空港包囲か[2014/02/28 17:58]

 ウクライナで大きな動きです。南部クリミア半島にある2つの空港を、ロシア軍の部隊が包囲している模様です。

 (荒木基記者報告)
 (Q.今、どういう状況?)
 ウクライナの内相によりますと、今、包囲されているのは、クリミア半島にある2つの空港だということです。このうち、1つはクリミア自治共和国の首都シンフェロポリというところにある民間空港で、28日の未明に武装兵120人がトラックで空港に来て、レストランに入り込んだということです。彼らは、所属を示すものを何も持っていないということですが、「自分たちはロシア軍だ」と名乗って退去するのを拒否しているということです。そして、朝、ウクライナのテレビ局が彼らにインタビューを試みたということですが、ロシア系の住民に阻止されて、「我々は自警団だ」として、「兵士が軍事演習をしているだけだ」と言われたということです。彼らは今も空港に居座っています。空港自体では、定期便が飛んでいるということです。
 そして、もう1つ、セバストポリというソ連時代からウクライナに残るロシア海軍の基地がある街ですが、ここにある軍用空港にも未明に武装兵が300人近くやって来て、包囲を続けているということです。内相は、これが明らかな軍事行動だと非難をしている一方で、ロシア側は「この武装兵はロシア軍ではない」と否定しています。クリミア半島は、ロシア系の住民が人口の半数以上で、雰囲気はキエフと全く異なります。今回の政変をきっかけに、ウクライナからの分離を求める人が非常に多いのです。28日には、行方をくらませているヤヌコビッチ氏がロシアで記者会見を開く予定もあり、クリミア半島の問題と合わせて、ウクライナの新政府とロシアとの確執はこれから更に深刻化しそうです。