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中国の今後1年間の国政の方針を決める全人代=全国人民代表大会が北京で開幕しました。雲南省での無差別殺傷事件を受け、テロ対策の強化を打ち出しています。
(青木俊憲記者報告)
会議の冒頭、習近平指導部は、今回の事件を重大な暴力テロだと強調し、犠牲者に対して異例の黙祷(もくとう)を捧げました。
全人代・張徳江委員長:「我々は法律に基づき、様々な暴力テロ犯罪行為を徹底的にたたきのめす。犠牲になった方に対して黙祷」
中国では、治安維持を担う新たな組織のトップに習主席自らが就きました。北京では銃を持つ武装警察の姿もあり、例年以上の警備が敷かれています。少数民族政策などでの不満を力で封じ込める姿勢を強めています。
(Q.日中関係についての話は出たのか?)
李克強首相は、就任後、初となる演説で、「第2次大戦後の国際秩序を守り抜き、歴史の流れを逆行させることは決して許さない」と述べました。全人代の演説としては極めて異例の表現で、対立する安倍政権を牽制(けんせい)しています。国防予算は12%余りの増加となっています。李首相は、経済成長率目標を7.5%に据え置くことも打ち出しました。大気汚染対策を強化することも明らかにしました。ただ、新たな経済政策がかすんでしまうほど、国内外への強硬姿勢を強めています。
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