不明のマレーシア機 意図的に通信切られた可能性[2014/03/16 00:30]

 消息を絶っているマレーシア航空機について、マレーシアの首相は、航空機の通信が意図的に切られた可能性を明らかにしました。

 マレーシア・ナジブ首相:「マレーシアとベトナムの間で、旅客機の通信機器の電源が切られた」
 ナジブ首相は、衛星やレーダーから新たに得られた情報として、旅客機が何者かによって意図的に西に針路を変えられたことを明らかにしました。また、離陸後50分ほどで交信が途絶えましたが、旅客機から人工衛星には信号が送られ続けていて、その後も約7時間にわたって飛び続けた可能性があるとしました。針路としては北西と南西の方向を挙げています。これらの情報を受け、南シナ海などでの捜索を打ち切り、マラッカ海峡やインド洋の広い範囲に移すということです。また、ハイジャックなどの可能性も含めてパイロットを含む旅客機に搭乗していた全員を改めて調査するということです。
 マレーシア・ナジブ首相:「ハイジャックについて報じられているが、すべての可能性について調査している」
 アメリカのCNNテレビは、旅客機を操縦していた機長の自宅を警察当局が捜索を始めたと報じています。ただ、機長の関与の有無など詳しいことは分かっていません。

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