プーチン大統領 クリミアのロシア編入を宣言[2014/03/19 11:46]

 編入かそれとも一方的な併合でしょうか。ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ南部のクリミア自治共和国をロシアに編入すると宣言しました。演説の中で、プーチン大統領は「歴史的にロシアの土地だ」、住民投票は「国際法にのっとり、行われた」と述べ、クリミアのロシア編入を正当化しました。

 ロシア・プーチン大統領:「(クリミアは)強力で安定した主権の下に存在しなければならない。それはロシアだけだ」
 プーチン大統領は、クリミアの住民投票は「国際法にのっとり、民主的な方法で行われた」と述べました。また、ロシアとクリミアは「分けることが出来ない土地であった」と強調し、編入を正当化しました。演説後、プーチン大統領は、クリミアの首相とともに編入のための条約に署名しました。今後、憲法裁判所による判断や議会による条約の批准手続きが行われることになります。
 一方、ロイター通信によりますと、クリミアのシンフェロポリでは、ウクライナ軍とクリミアの自衛部隊との間で戦闘があり、双方に死傷者が出ています。ウクライナの首相は「政治的段階から軍事的段階に入った」とする声明を出しています。

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