ウクライナ 親ロシア派強制排除で死傷者か[2014/04/16 05:50]

 親ロシア派武装勢力による政府庁舎などへの占拠が続くウクライナ東部で、強制排除のための作戦が行われ、死傷者が出た模様です。

 ウクライナ東部クラマトルスクの軍用空港で15日、ウクライナ軍と親ロシア派勢力との間で銃撃戦がありました。ロシアメディアは、この作戦で親ロシア派4人が死亡したほか、軍が空港を制圧したと報じています。また、近郊のスラビャンスクでは、500人規模の部隊が作戦を遂行していると伝えています。ウクライナ暫定政府のトゥルチノフ大統領代行は、今回の作戦について「段階的でバランスの取れたものになる」と述べ、被害を最小限にとどめたい考えです。この状況を受けてアメリカ政府は、ウクライナ暫定政府は慎重に対応をしていると理解を示しました。一方、ロシアのプーチン大統領は「明確に非難すべき」との声明を発表しました。親ロシア派に犠牲者が出たことで、緊迫の度合いは一層、増しています。

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