ウクライナ緊張緩和策の実行を 米ロ外相が電話会談[2014/04/22 14:42]

 ウクライナ東部で政府庁舎などの占拠で膠着(こうちゃく)状態が続くなか、アメリカとロシアの外相が電話会談し、緊張緩和に向けた具体的な措置を取るよう求めました。

 米国務省・サキ報道官:「共同声明は履行されなければ、ただの紙切れだ。必要なのは真の緊張緩和だ」
 アメリカのケリー長官は、スイスのジュネーブで合意したウクライナの緊張緩和策を実行するために、ロシアがウクライナ東部で建物を占拠する親ロシア派に対し、明け渡しを含む具体的な措置を取るよう促したということです。
 ドネツクの州政府庁舎は今も占拠が続いています。そうしたなかで、平和のためにピアノを弾きたいとやってくる人も現れました。
 ダビデ・マルテロさん:「皆落ち着いて、話し合いさえあれば解決策が見つかると思いますよ」
 また、キエフ入りしたアメリカのバイデン副大統領も東部の政府庁舎などからの親ロシア派の撤退などを改めて訴えます。数日内に変化が無ければロシアへの追加制裁も辞さない構えです。

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