国際

2014年5月4日 11:53

追悼集会が一転暴徒化 ウクライナ東部親ロシア派

2014年5月4日 11:53

広告

 ウクライナでは、暫定政権側との衝突で死亡したロシア系住民の追悼集会が開かれました。一部が暴徒化し、施設を襲撃するなど緊迫した状態が続いています。

 南部オデッサで起きた衝突では40人以上が死亡しました。親ロシア派の支配下にあるドネツクで3日、追悼集会があり、暴徒化した市民が武装集団とともに州知事公舎を襲撃しました。一方、ウクライナ軍は、クラマトルスクで親ロシア派が占拠していた政府施設などを奪還したと発表しました。その際の銃撃戦などで6人が死亡しています。衝突は各地でエスカレートしていて、事態収束の見通しは立っていません。親ロシア派の市民の間には、ウクライナ軍がドネツクでも強制排除に踏み切るのではないかという不安が広がっています。

広告