タイの夜間外出禁止令 軍当局が観光地解除を検討[2014/05/29 20:06]

 クーデターで全権を掌握したタイの軍当局は、全土に発令している夜間外出禁止令について、観光地などでは解除する方向で検討を進めています。

 夜間外出禁止令は、28日から午前0時1分から午前4時までと時間が短縮されましたが、依然としてタイ全土に発令されています。しかし、長引く政情不安により、観光業界が大きな打撃を受けていて、観光地については解除するよう求めていました。軍当局は29日、タイ東部のパタヤや南部のプーケットなどの観光地や、治安が安定している地域については、来週にも解除する方向で検討を進めていることを明らかにしました。軍のスポークスマンは「治安が安定すれば、全土で解除する」としていますが、その時期については言及を避けています。

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