ロシアのウクライナ“侵入” 米大統領が強く非難[2014/08/29 10:33]

 ロシア軍が国境を越えてウクライナに侵入しているとして、アメリカのオバマ大統領は、このまま介入を続ければ新たな制裁を課す考えを示して、ロシアを強く非難しました。

 オバマ大統領:「ロシアは冷戦終結以降、すでに最も孤立した状態にある。ウクライナへの侵入を続ければ、さらなる代償を払うことになる」
 この会見で、オバマ大統領は、来週に開かれるNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議で、ロシアへの制裁強化などを協議する考えを示しました。一方、現状では、アメリカが軍事行動を取るつもりはないとしています。また、国連では安全保障理事会の緊急会合が開かれ、多くの国がロシアの行動を非難し、ウクライナから軍を撤退させるよう求めました。これに対して、ロシアのチュルキン国連大使は、「ロシア人のボランティアは確かに入国しているが、これはウクライナの内戦だ」と批判を受け流しています。

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