「イスラム国」300人超殺害か 子どもや女性までも[2014/11/03 13:40]

 イラクの中西部で、過激派組織「イスラム国」が敵対するスンニ派部族をここ数日で300人以上、殺害したことが分かりました。

 ロイター通信によりますと、イラク・アンバル州で2日、イスラム国がスンニ派のアルブニムル族75人を殺害しました。イスラム国はこの部族への虐殺を繰り返していて、殺害された人数はここ数日間で322人に上るということです。犠牲者には女性や子どもも含まれていて、処刑された後に井戸に投げ込まれた50人の遺体が見つかっています。標的となった部族はここ数週間、イスラム国への抵抗を続けてきましたが、武器などが不足していて、イラク政府に武器の供給を求めていたということです。イラクのアバディ首相は、報復措置としてイスラム国への空爆を強化するよう命じました。

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