1
日本人2人が過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられる事件で、2人がシリアに入った経緯が分かってきました。
(荒木基記者報告)
私が立っていますのは、トルコ南部ガジアンテップという街です。ここは、シリアの街アレッポのほぼ真北に位置しまして、拘束されている後藤健二さん、そして湯川遥菜さんがシリアへと入っていった国境の町キリスまでは、車で1時間ほどの距離になります。そして、その後藤さんと去年10月に消息を絶つ直前まで行動を共にしていたというシリア人男性によりますと、後藤さんは取材もさることながら、友人であった湯川さんの様子を「何としても知りたい」と話していたということです。そして、イスラム国入りに後藤さんは強いこだわりをみせていたと話しています。そのイスラム国から特に新しい情報はまだ入ってきていない状況のなかで、中東アラブのメディアでは、今回、欧米人が中心になったこれまでの殺害予告ビデオで初めて日本人がそれも2人同時に、さらに安倍総理大臣の中東訪問に合わせて出てきたということで、大きな関心を寄せています。しかしながら、これまでの事実関係を淡々と伝えるのみで、事態打開につながるような新たな情報はまだ入ってきていません。そして、日本政府の対応ですが、隣国のヨルダンの首都アンマンに対策本部を置き、中山外務副大臣を派遣するなどして対応にあたっていますが、今のところ、イスラム国側と直接交渉できるような状況にはなっていない模様で、72時間という期限を前にして、できることは極めて限られているといえそうです。
広告