ウクライナ軍 デバリツェボから完全撤退と発表[2015/02/19 05:54]

 ウクライナのポロシェンコ大統領は18日、停戦発効後も親ロシア派との激しい戦闘が続いていた東部の町デバリツェボから政府軍を撤退させると明らかにしました。

 ウクライナ、ポロシェンコ大統領:「けさ(18日朝)、ウクライナ政府軍と国家警備隊がデバリツェボからの撤退を終えました」
 ポロシェンコ大統領は会見で、撤退は計画的に行われたと強調しましたが、デバリツェボの政府軍は親ロシア派に包囲されていて、事実上、陥落した形です。一方、ロシアメディアによりますと、親ロシア派は停戦合意に基づき、前線から重火器の撤去を始めたと発表しました。18日夜にはウクライナとロシア、ドイツ、フランスの4カ国の首脳が電話会談を行う予定で、破綻寸前となっている停戦合意の履行について改めて話し合われるものとみられます。

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