復興に取り組む姿に感銘受けた…独メルケル首相来日

　7年ぶりに日本を訪れたドイツのメルケル首相は9日午後、安倍総理大臣と首脳会談を行います。それに先立って、現在、東京都内で講演を行っています。

　メルケル首相は2008年の洞爺湖サミット以来、7年ぶりに来日しました。講演では、11日に発生から4年を迎える東日本大震災や原発事故に触れ、「一致団結して復興に取り組む姿に感銘を受けた」と述べました。メルケル首相は10日まで滞在する予定で、天皇陛下と懇談するほか、安倍総理と会談します。会談では、過激派組織「イスラム国」などによるテロへの対策やウクライナ情勢などで連携の強化を図ります。また、G7（先進7カ国）の首脳会議で、ドイツは今年、日本は来年、議長国を務めるため、会議での協力についても話し合う予定です。今回の訪問にはドイツ経済界のリーダーらも同行していて、日本の財界人と交流します。