「はだしのゲン」アラビア語翻訳者 広島大へ赴任[2015/05/08 05:54]

 エジプトで漫画「はだしのゲン」の翻訳を手掛けたカイロ大学の教授が、来月から広島大学で教鞭(きょうべん)を執ることになりました。

 カイロ大学、マーヒル・エルシリビーニー教授:「今、アラブの問題は、まずは平和の問題だと思います。日本の経験、日本の勉強を生かしたいです。アラブ人のために」
 カイロ大学のマーヒル教授は、日本の文学作品や漫画「はだしのゲン」のアラビア語への翻訳を手掛けています。カイロの日本人学校で7日、生徒たちを前に講演をしました。
 カイロ大学、マーヒル・エルシリビーニー教授:「私も戦争の時に生まれて大変、困りました。皆さん、本当に平和をよく考えてほしいです」
 マーヒル教授は、来月から広島大学の客員教授として赴任する予定で、自らも被爆者の話を聞くなどして学びたいと話しています。

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