米軍の南沙諸島飛行に中国「強烈な不満」[2015/05/22 22:53]

 中国が領有権を主張する南沙諸島の周辺空域を20日、アメリカ軍機が飛行したことについて、中国外務省は「強烈な不満」を表明しました。

 中国外務省・洪磊副報道局長:「米国のこのような行動は、不測の事態を引き起こしかねない。非常に無責任で、非常に危険だ。強烈な不満を表明する」
 領有権の争いが続く南シナ海では20日、警戒にあたっていたアメリカ軍機に対し、中国軍が警告を発するなど緊張が高まっています。また、アメリカの国防総省は、中国が「埋め立てた島の領海」と主張する12カイリ内にアメリカ軍の艦船や航空機を派遣する方針を明らかにしました。中国外務省の洪磊副報道局長は、これに対して「言動を慎むよう要求する」と述べ、アメリカの動きを牽制(けんせい)しました。

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