“黒人差別”の旗撤去へ 米州議会が法案可決[2015/07/10 02:27]

 アメリカ・サウスカロライナ州の議会は、黒人差別の象徴だと批判が出ている南軍旗を州の議事堂前から撤去する法案を可決しました。

 法案は、サウスカロライナ州の議会下院で13時間に及ぶ審議の結果、9日未明に可決されました。州議会前にある南軍旗は10日にも撤去され、博物館に移されます。この旗は、アメリカの南北戦争で南部の連合軍が使っていました。南部の誇りや伝統のシンボルとなっている一方、南部連合が奴隷制度の維持を主張していたことから、黒人差別の象徴としても捉えられています。先月、サウスカロライナ州の教会で黒人9人が射殺された事件で、起訴された白人のディラン・ルーフ被告がこの旗を白人至上主義の象徴として掲げていたことから批判が沸き起こり、撤去を求める動きが広がっていました。

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2015/07/01〜2017/06/30

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