米国務次官「大統領が広島、長崎訪問できれば栄誉」[2015/08/10 21:56]

 アメリカの政府高官として初めて広島、長崎の原爆の日の式典に参加したゴットメラー国務次官が「感動的な体験で、オバマ大統領にも報告する」と話しました。

 広島と長崎で行われた原爆の日の式典に参加するために日本を訪れていた、軍備管理と国際安全保障を担当するアメリカのゴットメラー国務次官が10日、電話での会見を行いました。このなかで、ゴットメラー国務次官は「式典の参加は私にとって感動的な体験だった」「アメリカ政府のあらゆるレベルで、広島と長崎との交流を促進していきたい」と述べ、オバマ大統領やケリー国務長官にも話すとしています。さらに、「オバマ大統領が広島、長崎を訪問できれば栄誉となる」と述べましたが、実現の可能性については「ホワイトハウスが決めるもの」と答えるにとどめました。今回の式典について、「多くの若者が参加していて、原爆投下の悲惨さを深く理解していることに特に驚いた」と話しました。そして、平和のメッセージを出し続けることが大切だと訴えました。

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