パレスチナの旗、国連本部に掲揚へ　イスラエル反発

　国連に加盟していないパレスチナ自治政府が国連本部に旗を掲揚するよう求めた決議案が賛成多数で採択されました。イスラエルは強く反発しています。

　イスラエル、プロソール国連大使：「意味のない投票は、パレスチナを国として認めることにはつながらない」
　パレスチナ、マンスール国連大使：「きょうの決議は、国際社会がパレスチナの独立を支持する大きな一歩となった」
　ニューヨークの国連本部前には193カ国の国旗がアルファベット順に並んでいますが、すべて加盟国の旗です。パレスチナは2012年に「オブザーバー国家」に格上げされましたが、投票権はなく、国連の加盟国ではありません。今回、パレスチナはオブザーバー国家の旗を掲揚するよう求め、10日の総会で中東やアフリカなど賛成119票、イスラエルやアメリカなど反対8票、棄権45票で採択されました。日本は賛成しました。