今年7月に中国・北京で多くの「人権派」といわれる弁護士が拘束された事件について、中国当局は会見で捜査の正当性を強調しました。
中国司法省・趙大程次官:「拘束された弁護士は法律の看板を掲げながら人をだまし、挑発して対立を激化させた」
中国司法省の趙次官は「社会秩序を乱す重大犯罪に関わったため、現在、9人の弁護士を拘束し、刑事手続きに入っている」と述べました。そのうえで、「中国の27万人の弁護士は、中国共産党と社会主義のもとでの法治を守らなければならない」として、弁護士の活動の自由は共産党が許した範囲内でのみ認められることを強調しています。この事件を巡っては、アメリカ政府などが不当な拘束だとして弁護士らの釈放を求めています。
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