福田元総理北京で演説 「一刻も早く正常な状態に」[2015/10/24 13:56]

 今後の日中関係について、両国の有識者が議論する「東京−北京フォーラム」が北京で開かれ、演説した福田康夫元総理大臣は「一刻も早く、関係を正常な状態に戻す必要がある」と訴えました。

 福田康夫元総理大臣:「日本と中国が、あるいは韓国が世界を舞台にいがみ合っている。こういう姿をわざわざ見せる必要はないでしょう。もう、こういうことはこのくらいにしてやめましょう」
 福田元総理は「日中関係は世界の平和と安定に重要な存在」と述べ、世界レベルの課題に対して協力していく必要性を訴えました。そのうえで、8割近い国民がお互いに良くない印象を持っているという世論調査の結果に触れ、「前に踏み出せないのは、政治から前向きなメッセージが伝わってこないため」と注文を付けました。一方、中国国務院新聞弁公室主任の蒋建国氏は「故意に政治的なもめごとを引き起こす動きを防がなければいけない」と述べ、日本側を牽制(けんせい)しました。