北京の大気汚染、一層深刻に 警報引き上げ[2015/11/30 15:00]

 大気汚染が続く北京で今年初めて、スモッグ警報のレベルが上から2番目に深刻な「オレンジ警報」に引き上げられました。

 オレンジ警報は、4段階あるスモッグ警報のうち上から2番目で、3日間、深刻な汚染が続くと予想される場合に出されます。北京市の一部では、PM2.5の濃度が500マイクログラムを超えました。この値は、日本で不要な外出を控えるよう呼び掛ける環境基準の7倍以上に達しています。
 北京市民:「外に出たくない。マスクも外したくない。外すと呼吸が苦しいから」
 当局は、子どもや高齢者に外出の自粛を呼び掛けたほか、一部企業の生産や工事の停止などの強制措置を取る方針です。

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