北京で大気汚染が“最悪レベル” 工場など一部停止[2015/12/01 18:00]

 中国・北京は1日、今年最悪レベルの大気汚染に見舞われています。

 (前田輔記者報告)
 (Q.今の様子は?)
 北京は夕暮れ時ですが、朝からどんよりとした状態が続いています。外に出ますと石炭のような臭いがしますし、目のかゆみも感じます。この大気汚染は4日ほど前から続いていて、「今年一番のひどさ」と中国メディアも伝えています。日中、多くの車がライトをつけて走っていました。政府が定めた総合的な汚染指数の上限を度々、振り切っています。30日はPM2.5の値も1000マイクログラム近くまで上昇しました。1日も、日本の基準で外出を控えるよう呼び掛ける基準の数値の10倍前後で推移しています。病院では、呼吸器系の不安を抱える親子連れも多く見られました。
 (Q.きょうの北京の天気は?)
 朝から霞んだ状態が続いています。天気は雲がかかっているのか、晴れているのか分かりません。
 (Q.どんな影響がくらしに出ている?)
 こちらで8年ほど生活する日本人主婦に話を聞きますと、「このような状況が続くと、子どもの健康が一番心配だ」と話していました。日本大使館も、不要な外出を控えることをはじめ、窓枠への目張りや最大風量で空気清浄機を運転させるなど細かい注意喚起をしています。北京市は重度汚染が続く厳しい警報を出していて、2100余りの工場などに運転の一部停止を求めています。しかし、生産を続ける工場もあり、実効性には疑問もあります。また、日本人学校では、室内でもマスクを着けて授業を受けるような指導もあります。大気汚染が今後も続くことに、中国に駐在する多くの日本人は不安を抱いています。